先生達の秘密の授業

第25話

食事を終えて、食後の一息をついてから俺はみんなを自室へと招きいれた。「おっ邪魔しまーす♪」俺がドアを開けるなり、春樹がそう言って真っ先に部屋へと入っていく。みんなの後から最後に部屋へと入ると、そこは朝と全く変わりのない室内だった。
先生達の秘密の授業

第24話

「雪ちゃん、独り占め♪」「今だけだからね」ぎゅうっと俺の腰に抱きついてお腹に頭を擦り寄せてくる春樹の髪をすくように指を入れて、その頭を撫でる。すると、そのままの状態で春樹が甘えたような声を出す。 「雪ちゃ~ん、今日は俺の部屋で寝なよ。一緒に寝よ?」
お知らせ

新年が明けました。今年もよろしくお願い致します

個人的な事情により新年の挨拶は出来ませんが、どうも、更新がまちまちな慧野翔です。早いもので、もう2021年も3日目……。元旦からの更新も出来ずに今日になってしまいました。今年こそは毎日更新目指していたのに、すでに脱落。
先生達の秘密の授業

第23話

「ふあぁ~」「あらあら、土方先生ったら大きな欠伸しちゃって」四限目のホームルームを終えて職員室へと戻る俺を見て、一緒に教室から移動していたオキが言った。「今日、何回もしてるよね。寝むれてないの?」「いや、そんなことないと思うけど……」
先生達の秘密の授業

第22話 ※

帰宅すると、まだ他のみんなは帰っておらず、受け取ったプレゼントをリビングに置きっぱなしにするわけにもいかないので、ひとまず俺は自室へと向かった。荷物を置いて室内着に着替えてからベッドへと腰掛け、さっき用務員さんにもらったペットボトルのお茶を飲んで一息つく。
乙女な女王様

女王様、傷心・2

「……なんでミルクティーなんだ?」答えの代わりに、そんな質問が優弥の口から零れた。それに対して相馬は笑顔で言う。「いつも会長、ミルクティー飲んでたから。これなら飲んでくれるかなって」(こいつ……そんなに俺のこと、見てたのか)
先生達の秘密の授業

第21話 

「やっぱり……今の生活のままじゃまずいよなぁ」放課後、明日の授業で使う資料を用意するために準備室へといた俺は、一人だということを確認してから深いため息とともにそう呟いた。今まで安全だと思っていた涼介まで、ついに行動に移してきた。
乙女な女王様

女王様、傷心 ~優弥サイド~

「お前……最低っ!」そう言うと、優弥は保健室を飛び出した。後ろで千歳が何かを言っていたが、今は何も聞きたくない。「はぁっ、はぁっ」優弥は振り返りもせずに全力で校内を走って、生徒会室へと向かった。 途中で他の生徒に会わなかったのは、運が良かったといえるかもしれない。
先生達の秘密の授業

第20話 ※

俺はワクワクしながら、ドレッシング作りを再開した。すると、突然背後に涼介の気配を感じる。「な、何……?」あまりの近さに、俺は戸惑いながら振り返ろうとしたが、僅かな差で後ろから涼介に抱き締められてしまった。「ちょっ……涼介?」
乙女な女王様

女王様との思い出・3 ※

「あっ……」すでに硬くなっている千歳自身に直に触れた優弥は、ビクッとして手を離そうとした。それを上から手で押さえ込み、逃げられないようにする。「ほら、俺のことも気持ち良くしてよ。深海の手で」そう言いながら、優弥自身に自分のを押し付けるように千歳は腰を密着させる。